男性不妊治療の前に考えたこと
こんにちは、saiです。
今日は、病院で無精子を告げられた後のお話。
結論は、保留
私たちは結局、この後の治療を保留にしてしまいました。
当時29歳、治療するなら早い方が良い年齢です。
子を持たない選択はしないけれど、子を持つ選択もできなかった
というのが理由でした。
どんな子でも愛せるのか
私が親で良いのか
経済的には大丈夫なのか…
無条件に子供が好き!というタイプではないため、
自分の選択に伴う責任の重さを考えてしまって。
周りの家族を見て羨ましいと思うし、
将来後悔する不安もありましたが踏み出せませんでした。
親への相談
結論を出す前に、お互いが親へ相談しました。
子供を育てたことのない私たちでは目先の「不安」が勝ってしまい、
冷静に判断できていないような気がして、人生の先輩としてアドバイスが欲しいと思いました。
また、夫は長男(義父も長男)のため、名家でないにしても後継ぎについての考え方を知っておきたいとも思いました。
私は電話で母親へ
子供を持つだけが人生ではないし、2人が楽しければよいと思う
子供がいる期間なんて意外と一瞬
そんなことを言われました。
3人の子供を育てた母なので、子供の良さを言ってくるかな…?と思っていたのですが、かなり中立的に相談に乗ってくれました。
私が「子供を諦めないといけないかも」と絶望的に話してしまったせいもあるかもですが。
夫は直接義父へ
夫は飲みに行って相談したようです。
跡取りや墓の心配はいらない
自分たちの好きなように
という話だったようでした。
結局両家ともに「2人で決めなさい」。
正直本心がわからなかった部分もありましたが
2人でもう一度話して、
どうしても不安の方が大きくて、
一旦「2人の生活」を選択することにしたのでした。
これから周囲の出産も増えるだろうし、環境が変わりどうしても欲しいと思ったらすぐにチャレンジしようという条件付きで。
夫は「もう決めたから迷わない」という感じでした。
病院は、2年間カルテが残るから気持ちが変わったら来院して、とのことでした。
それから1年半。
気づけば30を終えようとしています…
治療が1年半も遅れてしまったことは、本当に勿体ないことかもしれません。
けれど後悔しても仕方ないので、前を向いていこうと思います。
「2人の生活」を選択した1年半後、私たちは一転して不妊治療に踏み出すことに決めました。