【高度不妊治療】結局いくらかかった?男性不妊からの顕微授精(nac日本橋費用2020)
私たち夫婦は男性不妊(無精子症)の診断をへて、PESAにて精子回収→顕微授精により第一子を授かりました。通院していたのはNatural ART Clinic 日本橋。2020年の治療でいくらかかったのか、どなたかの参考になればと思い公開します。
< NAC日本橋 費用 通院費まとめ>
精子回収~顕微授精1回での妊娠
支払時期 | 通院回数 | 支払額 |
---|---|---|
2019/11 | 1 | 99,000 |
2019/12 | 5 | 115,496 |
2020/1 | 8 | 485,146 |
2020/2 | 10 | 301,522 |
2020/3 | 9 | 91,610 |
2020/4 | 6 | 490,560 |
総額:1,605,334円となりました。
11月に精子回収費用、12月に採卵材料費、1月に採卵・顕微授精費用、2月に移植費用、4月に成功報酬を支払っています。
自治体の助成金を申請し、男性不妊治療費に99,000円、採卵~妊娠の確認に400,000円(初回上乗せ金額含む)の助成をいただきました。有難いことです。
不妊治療費の総額は110万円程度ということですね。
インターネットで「体外受精 顕微授精 費用 平均」と検索すると、費用相場は20~60万円と出てきます。NAC日本橋は薬に頼らない自然周期での妊娠を目指すため、通院回数が多くな長く費用がかさみます。毎回血液検査でホルモン値を測るのが大きいですね。また、私は移植後、ホルモン補充で通常スケジュールよりも長く投薬を受けていました。1回の採卵・移植で妊娠に至れたのは最短ルートかと思いますが、100万円は少なくともかかると思って挑戦した方がよさそうです。
働きながら指定の日時に通院する負担、経済的な負担いずれもありましたが、結果的に初診から1年で我が子を抱くことができました。先生・スタッフの皆様には本当に感謝しています。
D14~採卵まで
明けましておめでとうございます
年明けバタバタしてしまい、気づけば1月ももう3分の1を終えようとしています…
年内に採卵→凍結までなんだかんだと進んでまいりました。
D14。木曜日なので休みを取るか、業後に走っていくか悩む私。
D3 で17時までに来てって言われたので、これ以降も17時までに行ったほうがいいかな…と。
ただ、この日は特に何も言われてないし…
夫には電話して聞いたら?って言われるも結局うじうじして早退することに。
午後の診察は空いています。
ホルモン値。ようやくLHがちょっと上がった様子?明日再診になりました。
こんなんで排卵するのか…
受付で恐る恐る受付時間を確認。
排卵周期は午前推奨、と言われた上で、D3以外は18時までokと教えていただきました!良かった!
私のアプリでは排卵は来週までしないのです…翌日は業後ダッシュすることに決めました。
※排卵してしまうと元も子もないので、可能な限り午前受診はすべきでしょう。
D15 採卵日決まった!
定時ダッシュです。
が、全然人がいない…こんなに遅く来てすみません…
採血は最後だったかもしれません。
LHもだいぶ上がってきました。内膜11mm。卵胞18mm。2日後採卵となりました。
座薬と点鼻薬が処方されるので、使い方の説明を受けます。
時間指定もあり忘れないようにドキドキ…
私は卵胞が多く(初診から、うわぁ…まだあるぞ…と不穏な独り言を頂いています)、採卵が痛いのではと不安。局所麻酔を選択できるとのことでお願いしました。局所麻酔を選ばれる方は半分くらいのようです。
痛い痛くないの前に、質の良い卵はいるのかが一番不安ですが。。
お会計15000円程度。
最後の患者になってました。本当遅くにごめんなさい…
D17 採卵
初めての採卵です。
朝からスタートと聞いていて、もし採卵日が平日なら午前休で良いかな、と思うくらい余裕ぶっこいていたらそんなに甘くなかったです…
色んなブログを読み漁り、何故かそんなに痛くないのでは?と思っていた私。
採卵自体の不安より、寝坊しないかが不安で30分ごとに目が覚めてしまいました。
いよいよ、ナースセンターに呼ばれ、リカバリールームで着替え。ここから1時間半ほど待機。
とにかくトイレにたくさん行って、尿を出しきりました。
いよいよ手術台へ。
痛いと聞く消毒…これは全く痛くなく。
麻酔も、子宮頸癌検診の方がよっぽど辛いくらい。麻酔入っていきますよーと看護師さんにモニター上で示していただくところまでは大丈夫でした。
まず主席。うーんちょい痛?
キーンキーン?という電子音が聞こえたので、(何の音か不明ですが)勝手に50数えるまでに終わるはず!と数え始めました。※卵胞が40個くらいと言われていたので、それを吸う音ということにした
しかし、10数えるくらいにやってくる痛み…いたーい!
場所が悪いようです…
おらんな…これも卵胞ではないか…
という声にショック!
卵管がねじれxxx
最後聞き取れず…ねじれたの?ねじれてるの?ねじれそうなの?!
捻れるくらいならそこはもう取らないで良いです…と心で叫ぶ私。
だんだん腰の方まで鋭い痛みが。
右が特に痛かった。
左はあっという間に終わったから、多分場所の問題かと。
おわりー
と言われようやく台が下がるも、
まだあるぞ
とおまけの3キーン。
うぅ…
放心状態のままリカバリールームへ。
1時間安静となりました。
昨日までは、
2回でやめられるかな?なんて思っていましたが、あまりの衝撃に「もう無理だ…」モードへ。
ズキズキを抱えながら内診→診察室→培養士さんからの説明→お会計。
13時頃にすべて終わりました。
帰ってからは安静に、とのことでした。
ちょうどこの日、父と連絡を取っていたのですが、話題はもうすぐ出産予定日を迎える妹の話題。
その話をしてほしくない、という気持ちはないですし、妹の妊娠に黒い感情を抱いたことも無いのですが、
出産を控える妹と、採卵をしたばかりの私の間にあるあまりに長い距離を実感し、
帰宅して突如号泣する私。
夫はさぞ驚いたことでしょう…
男性不妊治療_PESAという手段
あっという間に決まったPESAの日。
ネットにあまり経験談もなく、ソワソワしてししまいました。
初めの悩みは剃毛
病院でもらった紙には、絵で剃毛の場所も示されていましたが、
実際にどこまで剃るのか…そしてどうやって…としどろもどろ。
眉毛とかを剃る普通のカミソリで、「初めての人用」みたいなやつを買ってみたのですが、
T字のほうが剃りやすかったかもしれません。
泡のボディソープを使いながら剃ったようですが、全然剃る範囲が足りなくて
当日剃り直しになったと言っていました。
痛みは?
「神経がたくさん集まっているところだから痛いよ」と言われて(私のほうが)ビビっていたのですが、
実際には「ドーンという感じの鈍痛はあったけれど、我慢できるくらいだった」
そうです。
術後の内出血の可能性も言われていましたが、特段問題なく薬も飲み切っていました。
肝心の結果は…?
私は同席しなったので、詳しくわからないのですが…
”たくさん作られてはいるけれど、ほぼ死んでいる”状態だったようです。残念…
凍結はできたものの、(責めているように聞こえそうで詳しく聞けませんでしたが)たぶん数匹しかいなかった様子。
今回だめだったら次はTESEをしてみたほうが良いかもしれない、といわれたそうです。
「たくさんいるならPESAで大量に採れば、もっと生きているのがいるのでは???」
と素人考えしてしまったのですが、元気ないのしかいないなら仕方ないですよね。。
元気のない?精子で治療を続けて大丈夫なのか、
もしも、うまくいっても元気な赤ちゃんに育つのか、
なんだか不安は尽きないのですが、夫は頑張ってくれたので、次は私の番!ということになりました。
一度生理を見送って、D3の診察になります。
夫の初診
いよいよ始めた本格的な不妊治療。
我が家は無精子症の診断を受けているため、夫のケアも大切になります。。。
夫の初診は触診とホルモン検査。
夫曰く、触った瞬間にあーこれはいるね、いるいるという独り言だったらしいです。ネガティブワードじゃなくてよかった笑
これならきっと上から取れるはず、とPESAをすることになりました。
TESEしか知らなかった私は、「PESA…?」という感じでしたが、
- TESEは切るから、腫れがひどいと左右一回ずつしかできない
- PESAなら注射針を刺すだけだから、内出血はしても比較的何度もできる
- 神経がたくさん詰まってる部分だから痛いけど、数分で終わる
というお話。
何度も挑戦つもりはないのだけれど…
確かに獨協では1泊2日のTESEを提示されていて、
費用も40万くらいだったから
数分かつ10万くらいで済むなら…という気持ちです。
毎週火曜日に行っているとのこと、先生の予定次第ですが直近次の週の火曜日に行いましょうとのことでした。
展開早め…
かなり痛いと脅されて、私がかなりビビってしまいました。
本人は剃毛をどういう風にするんだろう…と悩んでましたが。
NAC日本橋 初診 D3
緊張の初診。
張り切って午後休をとったものの、午後の診察開始は15時から…休みの無駄使いをしてしまいました。
一週間しかつけてない基礎体温表
ネットで事前印刷した問診票
夫の精液検査結果
を持っていきました。
15時ちょっと前に行くと既に数名座られていて、これは受付開始待ちかしら…とおどおど。受付の方は特に案内してくれる訳ではないです笑
受付で問診票と基礎体温表(こんなの本当に出していいの…と思いつつ)を提出して30分くらい待機。
先に座られていた方々は15時に順番に機械で受付されていました。再診からは自動受付なのですね。
初診は理事長。
無精子を伝えると、淡々と結果の提示を求められ、「まずは旦那さんですねぇ」と。
…やっばり2人で来るんだった!完全に無駄足!
とは思いつつ、血液検査と内診をして、再度診察室へ。
・ホルモン値は問題なし
・卵胞が多い、だから生理周期が長い(内診のとき「わぁ…まだあるなぁ…うわぁ…」と呟かれていました。。)
・次は旦那さんにきてもらって、精子が取れるのか触診とホルモン検査をする
・希望があれば採精も
どうせゼロはゼロだし…と思いつつ、もう一度採精するかは本人に任せることにしました。
こちらでは凍結精子の持ち込みは受け付けていないとのこと。
夫のだけで来ていいですか?と呑気に聞いたら、つぎは治療方針を決めるから2人で来て!と一喝されました。そりゃそうですよね…
基礎体温表を付けずに行って大丈夫?
かなり懸念だった基礎体温表の件は、特段指摘されませんでした。
説明会にも出てから通院しているのに何でつけてないの?と怒れるかとひやひやしていましたが…
・実測式の体温計でつけること
・あんまり見てくれない病院が多くてつけるの辞めてしまったりする人もいるけれど、ここではとても大切なので頑張って
と看護師さんから優しくいわれて終了。よかった!
終わったのは18時くらい。そんなに混んでいない気がしたのに、やっぱり時間はかかります。今回は保険適用で4000円くらい。
獨協で学びましたが、たぶん一項目でも自費診療が入ると全部保険適用外になるので一気に費用が膨らみますよね。恐怖です。
ちゃんとした不妊専門病院での内診は初めてで、卵胞が多いことも初めて指摘されました。
不安は募りますが、まずは夫の検査です。